アニメートエンタープライズ

お問い合わせ

業務の効率化

2024/07/25

暑い日が続きますね。こう暑いと色んなことを、どうにかしてショートカットできないかな?なんて思ったりします。
お風呂を出た瞬間にドライヤーもかけていないのに髪が乾いたらいいのにな~なんて。仕事も無駄を少しでも減らして、サッと帰ってグイっと一杯…。

業務の効率化は管理職も、新人もみんなが悩むテーマです。業務が効率化すれば、他の業務ができるようにもなるし、プライベートを充実させられます。
今回業務効率化のお話です。

四国コカ・コーラボトリング株式会社から日本コカ・コーラ社への出向を経験された山岡氏のお話から2つのポイントをご紹介します。

◆この仕事は濃い集中が必要か
外資系企業の上司の下で働くようになって「これについてアイディアを考えて欲しいんだけど、10分待っているから考えを聞かせてくれない?」と言われました。いままでは2〜3日程度の猶予があった業務です。短い時間にアイディアを絞り出し、ほとんど殴り書きでメモのようなものを提出しました。提出する書面とは言えない代物ですが、上司はまったく意に介さない様子。
「作り直しましょうか」と聞くと「作り直す必要はありません。大事なのは集中して、いかに仕事の濃度を上げるかということ。きれいなレポート必要な時もあるけど、こういったものはそうでなくても全然構わない。要求しているのは、集中して出したアイディア。そこのところがわかっていないと、無駄な仕事に時間を使うことになる」


◆目的を達成するためでなければ、それは作業
日本コカ・コーラ社では、何のためにやっているのか、それをやったらどんな効果があるのか頻繁に言われます。ある日、資材開発の資料をまとめたら、一枚で終わったので、必要のない情報も集め、5枚のレポートを提出しました。
「誰もこんなことは頼んでないわよ。私が必要なのは最初の一枚だけ。あとは全部要らない。こんな無駄な仕事をするんじゃない」
「仕事と余計な作業とを混同しないで。やっていることが目的を達成するためでなければ、それは単なる余計な作業だからね。会社にとっても無駄だし、あなたもやりきれないでしょう」


下手の考え休むに似たりという言葉があるように、だらだら悩んでいても成果が上がるわけではありません。それよりもグッと集中して10分間考える。その他の時間は別の業務をする方がよいでしょう。
そして仕事においては「それ、ホントにいる作業?」と疑問に思うような業務が存在するのも事実。(こういう無駄を見つけるのは新人の人たちが上手ですから、一度「無駄だと感じる業務はある?」と聞いてみるのがおすすめです)

そういうものだと慣れてしまっていて気づけないことも多くあるでしょう。
「いま行っていることは、自分たちのゴールに向かうためになっているのか」と問いかけてみてください。
そしてサッと帰って、グイっとやりましょう。

参考:「日本の生産性はずっと低いまま」...外資系企業の上司に教わった「無駄な仕事」を減らす仕事術

参考:「こんな無駄な仕事をするんじゃない」...外資系企業で「極端に」嫌われる、日本人の「よくやる」こと