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伝えるだけじゃ伝わらない?令和世代とのズレをなくす伝え方とは?

2025/07/29

前回のブログでは、集合時間の認識のズレから見える、昭和世代と令和世代の価値観の違いについてお話しました。
「伝えたつもり」と「伝わったつもり」の間には、思った以上に深い溝がある――
このギャップを埋めるには、丁寧で具体的な伝え方が欠かせません。

では、もう一歩進んで、今回は、若手を成長へ導く「フィードバック」についてお話したいと思います。
令和世代には、“受け入れやすい伝え方”に少し工夫が必要です。

令和世代は、フィードバックに非常に敏感です。
彼らは、ただ「褒める」「叱る」だけでは動きません。重要なのは、「具体性」と「納得感」。
つまり、“何がよかったのか”“なぜ改善が必要なのか”を、本人の視点に合わせて伝える必要があるのです

たとえば、ポジティブフィードバック。
「昨日のプレゼン、頑張ったね」よりも、「昨日のプレゼン、ポイントを3つに絞った構成がとても分かりやすかったよ」
と伝えれば、自分のどの行動が評価されたのかがわかり、納得感が増します。

ネガティブフィードバックの場合は、ただ頭ごなしに「ここがダメ」では反発や無気力を招くことも。
重要なのは、「改善できるポイント」として伝えること。
「この説明、ちょっと伝わりづらかったかも。もう少し事例を入れてみると、相手に届きやすくなるよ」
といった具合です。


若い世代は “成長のヒント”を求めています。
また、「自分がどう見られているか」に敏感な傾向もあるので、「頭ごなしに否定する」より、「事実ベースで具体的に伝える」ことが大切なのです。
フィードバックは、ただ「正す」ためではなく、「育てる」ためのコミュニケーション。
世代の違いを理解し、伝え方を工夫することで、令和世代のやる気と可能性はぐんと広がります。