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若手人材定着のカギは「心理的安全性」と「●●安全性」

2024/07/04

7月に入りました。2024年も折り返しです。4月に入社した新入社員も3ヶ月が経ちますが、指導は順調ですか?

最近の研修では、「心理的安全性」についてお話させていただく機会が増えています。心理的安全性は、組織づくりにおいて重要な要素の一つですが、若手人材の定着を図りたいなら「キャリア安全性」という観点もプラスして考えておく必要があります。

キャリア安全性とは、この会社で自分のキャリアが長期間、安全な状態でいられると認識できるかどうかの度合いを表す言葉です。つまり、今の若手にとって、この会社は「自分が成長できる環境だ」「市場価値を高められる環境だ」と感じられる組織であることが重要だということです。

あなたの会社・職場はどうでしょうか?
キャリア安全性の度合いを測る観点として、次の3つをチェックしてみてください。


①時間視座
変化やチャレンジが少なく、このままこの会社で仕事をしていても成長できるか不安。
例)
・営業先の顧客が長期間変わらない
・ルーティン業務中心で新しい仕事にチャレンジできない

②市場視座
今の職場特有の経験しかなく、将来的に他社や他部署で通用するか不安。
例)
・その会社独自の業務方法
・システムやルールに基づいた業務が中心

③比較視座
同期や学生時代の友人と比べて十分なスキルを得られているか不安。
例)
・他社の友人が昇進している
・同期が資格取得している

この3つの不安を取り除くためには、次のポイントを押さえた職場環境づくりが大切です。
●成長につながる業務の変化やチャレンジの機会がある
●他社でも活用できる経験やスキルを獲得できる
●他者と比較しても自信を持てる評価や経験軸がある


あなたの会社はどうでしたか?
働き方の多様化に伴って転職のハードルも下がっており、会社に不安や不満があれば、別の環境に身を移す・・・そんな選択が当たり前だからこそ「心理的安全性」「キャリア安全性」を今一度、見直してみる必要があるのではないでしょうか。

参考:『なぜ「心理的安全性」と「キャリア安全性」のバランスが求められているのか?企業と人材双方が育っていく解決策』