多くの企業で課題となっている離職の問題。特に最近の若手は、「打たれ弱くて、ちょっと厳しく叱るとすぐに辞めてしまう…」を言われていますが、逆に、「厳しくされないから辞める」というケースもあるようで、どうしていいのか…と頭を抱えている経営者や管理職者は少なくありません。

期待値や将来性が高く、優秀な若手ほど辞められると会社としては大きな痛手ですよね。

向上心が高く、仕事に対する意欲も旺盛で、仕事を通じて能力を伸ばしたいと思っているタイプの部下は、成長意欲が強いので、成長欲求が満たされないことに不満を抱きます。成長している実感を得られなかったり、仕事がマンネリ化していることが離職の原因となります。
若手をハードに働かせてはいけないという思いこみで仕事の負担を軽くしたり、この業務はまだ難しいからと業務内容を制限することが逆効果になることもあるようです。

もちろん、プライベートを大事にしたいから残業はできるだけしたくないというタイプの若手もいるので、一方的に決めつけるのではなく、業務量や業務内容について本人の意向を確認し、それに沿った働き方をさせることが大切です。

一人ひとりに対応するのはちょっと手間にはなりますが、有望な部下の離職を防ぐことは会社の将来にも関わってくることなので、コミュニケーションを取りながら若手の仕事観を探ってみましょう！