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「やる気はあるのにズレている部下」を軌道修正する指導法

2024/12/14

「やる気はあるのに、なぜか方向性がズレている」そんな若手部下に頭を悩ませているリーダーはいませんか?
自分なりの意見を持ち、意欲のある部下。熱意は感じられるのに、経験の少なさゆえに一面的に物事を捉えてしまい、空回りしていることがあります。このような部下を頭ごなしに否定してしまうとせっかくのモチベーションを失わせることにつながりかねません。

では、どのように軌道修正すればいいのでしょうか。「共感→指摘→歓迎」の3ステップで、ズレを修正しつつ、部下のやる気を活かす方法をご紹介します。

①共感
例え、部下の提案や行動がズレていたとしても貴重な提案に対する感謝や行動に対する努力を認めましょう。
この時、提案や行動の内容ではなく、その姿勢や良い部分に焦点を当てましょう。おもしろいと思った点や新しいと思った点を見つけることで、あなた自身の視野も広がるかもしれません。
また、共感を伝えることで、部下は「自分を理解してもらえている」と感じ、建設的な対話の土台ができます。

②指摘
ズレを指摘するのも上司の役目です。その際には、いきなりHow(やり方)に触れるのではなく、Why(なぜ)やWhat(何)について話をしましょう。
「この提案を考えたとき、どんなゴールをイメージしていた?」「今回の行動で、一番大事にしていたポイントは何?」と問いかけることで、部下が自分の視点やゴールを再確認するきっかけをつくりましょう。

③歓迎
指摘をした後は必ず「今後もあなたの提案に期待している」「これからも積極的に挑戦してほしい」ことを伝えましょう。
部下が前向きに行動できるよう支援する姿勢を持ちましょう。



部下のやる気がズレてしまうのは、「成長の過程」にある証拠です。
リーダーとして、その意欲を失わせることなく軌道修正することができれば、部下は大きな成果を生み出す存在へと成長します。3ステップを実践しながら、部下一人ひとりの可能性を引き出していきましょう。

参考:『「やる気満々だけどズレている」若手社員に、一流上司が使う「3つの言葉」とは?』