
管理職やリーダーにとって「心理的安全性」はもう聞き慣れた言葉かもしれません。
しかし、その実践となると「具体的に何をすればよいのか」と悩むことも多いのではないでしょうか。
心理的安全性とは、「この職場では自分の意見を自由に言える」「ミスをしても罰せられる心配がない」という安心感がある状態を指します。この安心感こそが、チームのパフォーマンスを飛躍的に向上させる要素です。
今日のブログでは、リクルートマネジメントソリューションズが実施した「働く人のリーダーシップ調査2024」を基に、上司のリーダーシップが部下の信頼感や昇進意欲にどのような影響を与えるかについて解説します。
◆理想のリーダー像は「調和型」◆
調査によると、理想の上司のタイプは「調和型リーダー」でした。
このタイプは、周囲と協力し合い、大きな変革を起こすよりも現状を維持しつつ必要に応じて改善を行うという特徴があります。
つまり、部下を尊重し、現場での安定感を重視するリーダーが支持されているのです。
一方で、自分の直属の上司がこの「調和型」だと答えた人も多く、実際の現場でもこうしたリーダーシップが発揮されていることが分かります。
◆信頼感が高いリーダーは「民主型」◆
調査では、部下からの信頼感が最も高いリーダータイプとして「民主型リーダー」が挙げられていました。
このタイプは、穏健派で、メンバーの意見を取り入れ、合意形成を図りながら仕事を進めるのが特徴です。
心理的安全性を重視したタイプと言え、このようなリーダーの元で働く部下は自分の意見を言いやすく、ミスや課題に対しても恐れることなく対処できるでしょう。
◆昇進意欲を高めるリーダーは「共創型」◆
「共創型リーダー」を上司に持つ部下は、他のタイプと比較して昇進意欲がやや高い傾向があります。
このタイプのリーダーは、メンバーの主体性を重視し、多様な視点や能力を活かしながら変革に取り組む特徴があります。
心情を拠りどころに判断するのも特徴で、そのようなリーダーの姿を見て育つ部下は、昇進意欲が高まる傾向があります。
いかがでしょうか?
ここでは3つのリーダータイプをご紹介しましたが、あなたはどのようなリーダーを目指しますか?
次回のブログでは、理想のリーダーになるために具体的に何をすればよいのか、どんな言葉かけが必要か、掘り下げていきたいと思います。