
「最近の若手、どうやってほめればやる気を出してくれるんだろう?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
一生懸命がんばっている姿を認めたい。
でも、伝え方を間違えると、逆に気まずい空気に…。
そんな経験がある方もいるかもしれません。
「SHIBUYA109 lab.」のある調査によると、
今の若手(Z世代)が「ちょっと苦手」と感じるほめ方には特徴があります。
たとえば、
✔ 大勢の前でほめる
「○○さんを見習おう!」
✔ 比較してほめる
「○○さんと違って~」
「○○に比べて~」
✔ 年齢・学歴でほめる
「まだ若いのに!」
「さすが○○大出身!」
✔ ご機嫌取りに聞こえる言い方
これらは、「本当に自分を見てくれているのかな?」と不信感につながることもあるそうです。
では、どんなほめ方なら届くのでしょうか?
ポイントは、“自然体”で、行動にフォーカスすること。
●ラフほめ
わざわざほめている感を出さずに、通りすがりやミーティング終わりに、
「さっきの対応よかったね」「今日の資料わかりやすかったよ」とさりげなくほめる
●最中ほめ
結果がでた後ではなく、頑張っている最中や行動しているその場で
「今の判断、ナイス!」「そのやり方いいね」とリアルタイムで声をかける
●引用ほめ
「Aさんが○○さんは『仕事が丁寧で助かる』って言ってたよ」と、
第三者の声を借りてお世辞感を出さずに自然にほめる
Z世代は、「ちゃんと自分を見てくれているか」「本音で言っているか」を敏感に感じ取る世代。
大げさな演出よりも、小さな気づきをその場で伝えることが、信頼関係を築く近道です。
さっそく明日から、ラフに、リアルタイムで、行動をほめてみましょう!
若手のモチベーションを大きく高めるきっかけになるかもしれません。
参考:「SHIBUYA109 lab.×金沢大学 金間研究室 共同調査 本当はほめられたいの?ほめられたくないの?~承認欲求の調査から紐解くZ世代のほめ方提案~」